
慣れない土地で初めての通りを歩いているとき、日本のお客様であれば看板や店構えによって、遠くからでも何を売っているどんな場所なのかなんとなく判断をつけることができるでしょう。
しかし、外国のお客様の場合は、看板の日本語が読めなかったり、日本の街並みに慣れていなかったりと、まず店に入る前にひとつバリアがあるものなのです。
そんなとき、例えば「菓子舗」という看板が読めなくとも、ウィンドウにおいしそうなお菓子が並んでいたら、ふと足を止めるきっかけとなるのではないでしょうか。
実物をディスプレイするのが難しい場合は、写真や言葉でも構いません。言葉が分からなくてもどんなものを扱っている場所なのかが外から分かるような工夫を。店外にはまた、お客様の国の言葉で「いらっしゃいませ」であったり、決済手段の種類が掲示されていることも、外国のお客様に対して友好的な、入りやすいお店の印象を与えます。
おもてなしの気持ちをカタチに表し、今後増える外国人観光客に対応して行く事が、お店の人気にも繋がっていきます。
外国人観光客が急増する
「おもてなし」
言葉の意味をよくわからないまま、
ただ流行っているからと言って
使いたがるのは日本人の悪いところですね。
まずは「おもてなし」の語源を理解しましょう。
1,「もてなす」の丁寧語
言葉の通り、
「客をもてなす」の「もてなす」からきています。
「もてなす」の語源とは、
「モノを持って成し遂げる」からきており、
お客様に応対する扱い・待遇のことを指します。
ここでいう「モノ」とは、目に見える物体と目に見えない
事象の2つを示します。
2,「表裏無し」
これも字の如く、
表裏がない心でお客様を迎えるということです。
以上の2つが合わさって、
一般的に「おもてなし」の語源とされています。